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龍が如く 極



開発陣が培ってきた10年のノウハウが詰め込まれている


 「龍が如く 極」のプレイレポートに入る前に,第1作「龍が如く」について少しだけ振り返ってみたい。
 現在,龍が如くシリーズの総合監督を務める名越稔洋氏が,プロデューサーとして「極道」をテーマとした異色作を世に送り出したのは2005年12月8日のこと。新宿・歌舞伎町のキャバレーで行われた「龍が如く」の発表会には,渡 哲也さんをはじめとする俳優陣,声優の黒田崇矢さん釘宮理恵さん,そしてシナリオ監修を担当した作家の馳 星周氏らが出席し,翌日の新聞やTVでも大々的に取り上げられた。

 実は,筆者もその会場に足を運んでいたのだが,豪華なゲストの顔ぶれや発表内容はもとより,来場者へのお土産として配られたアタッシュケース入りのウイスキー「山崎12年」のことも鮮明に覚えている。ちなみに山崎12年は「龍が如く 極」の作中にも登場しており,龍が如くシリーズとの縁は深い。今でこそゲームと企業のコラボは珍しくなくなったが,その先駆けとなったのが「龍が如く」であることは多くの人が知るところだ。



















新要素「どこでも真島」に注目!

“真島の兄さん”は神出鬼没で油断禁物だ


 龍が如くシリーズの象徴的な存在と言えるのが,物語の舞台となる神室町だ。新宿・歌舞伎町を彷彿とさせ,「龍が如く」が発売された2005年の街並みや行き交う人々の雰囲気が再現されている。シリーズのファンには馴染み深い街ではあるが,自由に歩き回れるのはやはり楽しく,それによって新たに発見できるスポットやサブストーリーも多く存在する。






そんな神室町に,新たな楽しみ(?)として追加されたのが「どこでも真島」。龍が如くシリーズの人気者である真島吾朗(「龍が如く 極」での肩書きは「東城会直系 嶋野組内 真島組組長」)が,街のさまざまなところに出没し,桐生にバトルを挑んでくるというものだ。
 あるときは街の大通りで人混みの中から現れ,あるときは店の中で店員に扮装して,さらにはまったく関係のないバトルに乱入してくることもある神出鬼没の存在である。








真島は4つのバトルスタイルを使いこなすだけでなく,ヒートアクションも繰り出してくる強敵だ。だが,手ごわい相手だけに勝利したときの報酬は大きく,桐生のバトルスタイル「堂島の龍」の能力を“思い出す”という形で習得できるようになる。これは,通常のバトルでは習得できないため,ゲームの攻略上において重要な存在となっている。

 第1作「龍が如く」をリメイクした「龍が如く 極」だが,ゲームシステムには「龍が如く0」の要素が追加されている。
 たとえば,街でのエンカウントやイベントなどから発生するバトルでは,4つのバトルスタイル(チンピラ/ラッシュ/壊し屋/堂島の龍)を切り替えながら戦えるようになった。バトルによって獲得した経験値と引き換えに,それぞれのスタイルを強化できるという仕組みだ。







 単なるHDリマスターではなく,現代の技術と経験で作り直されたという「龍が如く 極」。インタビューで横山氏が「カット割りやイベントシーンの構成なども当時のまま」「それらは僕らが未経験だったからこその荒々しい演出であり,今見るとそれがかえって斬新で,すごくパワーを感じる」と語っているとおり,原作のエッセンスはそのままだ。まるで違う作品になっているというわけではない。
 それでも,10年ぶんの“古さ”をほとんど感じなかったのは,グラフィックスの向上やキャラクターボイスの再収録,数々の新要素などによるものだろう。
 その意味では,これまでに龍が如くシリーズをプレイしたことがない人が,初めてその世界に飛び込むには絶好の機会と言える。前述のとおり,アクションゲームが得意でなくても楽しめるようになっているので,ぜひ人気シリーズの原点に触れてみてほしい。






超オススメの1本です。


買ってプレイする価値十分です。



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